私語(watashigatari)

大道芸して演劇してお茶にはまって…今まで経験してきたことをなるべく包み隠さずに書いていきます。何かしらの参考になれば幸いです。

ep.2 大道芸について

中学2年生の時に家族と一緒にシルク・ドゥ・ソレイユの「コルテオ」という演目を見にいきました。私はそこでとても衝撃を受けました。

 

テントに入ると綺麗な絵の書かれた大きな幕がかかっていました。中はちょっと靄がかかっていてまるで夢の中にでも迷い込んだかのようでした。開演すると大きな舞台装置、綺麗な衣装と舞台セット、そして人間離れした技の数々が私を驚かせました。今こうやって書いてみると思春期真っ只中の私には衝撃が強かったように感じます。演技も終わり、カーテンコール。そこには満面の笑みを見せるパフォーマーたちがいました。拍手が鳴り止まない会場内。舞台の上に立っているパフォーマーと、それを見ている私を含むお客さんみんなが感動を共有している、そんな風に感じました。

 

コルテオを見に行ったあと私は何日も何日もパンフレットを隅々まで見ては見たときの感動を思い出していました。私もあんな素敵な舞台に立ちたい、私自身も楽しんで見ているお客さんも笑顔になるようなパフォーマーになりたいとそう思いました。でも私は体操もやってないし、体も柔らかくない。あの演目の中で私は一体何ができるだろう。そう考えた時に思いついたのは当時祖母から教えてもらっていたお手玉でした。私は周りの同級生と違って3つ使ってお手玉ができる。これをもっと頑張ればジャグリングができるんじゃないか?これが私がジャグリングを始めたきっかけです。

 

それからしばらくはお手玉の練習をしていました。中3の文化祭では幕間で少しパフォーマンスして見せたりしました…テニスボールで笑

 

しばらくそんなことをしていました。高校に入ってもっとジャグリングがしたいという意志に反して私は母親の影響で中学から始めたバレーボール部に入りました。

 

でも高校2年生。近くのショッピングモールに「桔梗ブラザーズ」というジャグリングやる人がくると聞き、その日は部活だったのですが私はサボっておばに連れて行ってもらうことにしました。聞けばあのシルクドゥソレイユの登録パフォーマーだというじゃないですが!!私はそれだけでテンションが上がりました。彼らのパフォーマンスは確かにすごかった。ボールを使った2人でのジャグリングやディアボロを使ったパフォーマンス、そして目玉である10本のクラブを使ったパッシング。どれも間近でみるのは初めてでした。

 

ショーが終わった後、舞台袖に彼らがいたので私は緊張しながらもお話を聞きに行きました。目の前ですごいパフォーマンスをやった人たち、そしてあの憧れのシルクドゥソレイユの登録パフォーマーでもある彼ら!!それはもう緊張しかしません。彼らは私が思った以上に親切に対応してくれて、シルクのオーディションのことについても聞かせてくれました。

 

私はショーを見て、話を聞いて一体私は何をやってるんだろうと思いました。嫌いではないけど特別好きでもないバレーをやっていてこのままでいいのだろうかと。(厳しいし部員ともあまり馴染めなかったのでもういやだって思ってたのもありますが…)そう思って…まぁ辞める時にいろんな方向のいろんなところでいざこざはあったのですが部活をやめました。そして本格的にジャグリングに力を入れだしたのです。

 

(次回に続く)

 

 

ep.1 初めましてのご挨拶

初めまして。ここではテントウムシと名乗っています。

 

静岡の田舎に育ち、学生時代は大道芸に明け暮れ、短大卒業後は就職するもあまりうまくいかず…あまりうまくいかないままに当時付き合っていた彼氏と結婚。バイトしながらとある小劇団に1年ほどお世話になり。妊娠をきっかけに劇団を退団。それと同時に旦那が会社をやめて東京へ行くといいついて行くことに。娘が生まれ、現在は東京で家族3人で暮らしております。今は育児しながらお茶を趣味にし、ひたすらイラストを練習したりして一体わたしには何ができるのかを日々模索中です。

 

…これだけ書いただけでも若干24歳にしてわけのわからない人生を送っています。そんなわけのわからない人生をなるべく包み隠さずにここに記していこうと突然思いました。自分の中で整理するために。あわよくば皆様の何かしらのお役に立てばいいななんて思っています。

 

文章は苦手です。拙い文章ではありますがよろしくお願いします。